阪神ジュベナイル近年の傾向と位置付け
1997年から2005年の間で、勝ち馬のうちクラシック活躍馬は、テイエムオーシャンのみということから、ネームバリューのある牝馬よりも、穴馬の好走といったイメージの強い阪神ジュベナイルフィリーズですが、2006年ウオッカの勝利以来傾向は大きく変化し、翌年のクラシックに直結するレースへと変化しつつあります。
この変化の原因の一つとしては、圧倒的種牡馬成績を誇っていたサンデーサイレンス産駒が、成長度という点で活躍が厳しく、同馬の引退とともに生産界の状況が変化しつつあるのも理由の一つといえますが、なにより大きい要素は阪神競馬場の外回りコースの創設です。
かつては魔の桜花賞ペースといわれていた、極端なハイペースとなるこのコースは、コーナーワークと直線の短さの影響から、4コーナーまでに前に着ける事が必須条件で、差し馬には厳しいレース展開となり、マイルの実績よりも1400mで好走する馬が、速いラップのより展開の利を活かし勝ちきるケース多かったのに対し、阪神外回り創設後は直線が長くなった事で、ハイペースの馬の失速と差し馬の台頭といったレースに幅が生じた事で、実力のある馬が勝ちやすいコースへと確実に変化しつつあります。
従来の競馬ファンとしては、阪神ジュベナイルフィリーズを荒れる2歳女王決定戦から、真の女王決定戦への変化を明確に認識する必要があり、また競馬新聞や情報サイトなどのデータでは過去10年を基にデータを検証する場合が多いですが、実際には2006年以降のデータを参考にするといった、切り替えが必要になってきます。
阪神ジュベナイルフィリーズJRAホームページの傾向と注意点
現在JRAホームページでは、重賞レースのデータ分析が掲示されており、競馬予想を行う上で非常に参考になる部分も多いため、有効に活用する事で的中に結びつける事が可能です。
しかしこの阪神ジュベナイルフィリーズに限っては、2006年以前のデータも掲示されているため、いくつか危険なデータも存在しています。
その点を踏まえJRAホームページの昨年のデータ解析注意点を簡単に紹介していきます。
① 早いデビューは3文の得?
このように紹介されていますが、細かく見ると2004年以前に7月以前デビューの2頭が集中しており、この傾向は崩れている可能性が高いといえます。
とはいえ2006年以降も毎年早いデビューの馬が1頭は連対しており、昨年もホエールキャプチャの2着と、データ的にはそれなりの信頼感があり、ここで注意すべきは早いデビューの馬2頭の組み合わせを買ってはいけないという点です。
② 前走3着以内の馬に注目
掲示されているデータだけでもかなり信頼できますが、2006年以降は更に煮詰まっており、前走4着1頭3着1頭2着5頭1着8頭と、前走5着以下の馬は馬券対象となっていません。
また3着以下だった2頭に関しても前走は重賞レースという共通点があり、基本的に重賞以外の3着以下は消し、重賞でも掲示板確保が最低限の条件といった形で、より前走の着順が重要になっているので注意が必要です。
③ 伏兵馬に要注意?
2006年以降は6番人気以下の連対は一度のみと、過去10年のデータと比較すると本命傾向が高くなっています。
基本的には5番人気以上の上位人気馬が中心ですが、3着まで対象を広げるといまだ伏兵の台頭も目立っているため、馬連か3連単かで馬券戦略を分ける必要があるといえるでしょう。


