日本国外…アメリカ・イギリス・フランスなどの競馬先進国やその影響が色濃いドバイなどでは、21世紀の現在では騎手にとっては厩舎よりも馬主やエージェンシーと結ぶ契約がビジネス上重要になり、実績と人気を得られた騎手は馬主および専属エージェントや幅広い馬主と契約を結んでいるエージェンシーと専属契約や優先騎乗契約を締結し、依頼に応じて世界各国を股に掛けて騎乗する。
そのため、大枠として国籍や騎手ライセンスを発給してもらっている各地域の競馬統括機関という意味での所属はあるものの、日本競馬的な対厩舎・調教師という意味での所属やフリーランスという概念は、肉親が経営する厩舎や師弟関係などにおいて一部に例外があるが基本的には薄い。
逆を言えば馬主が騎手の選択権をほとんど握り馬主・エージェントが騎手・騎乗馬を手配し、逆に調教師には騎手の選択権が全く無く、単に馬主に預託された競走馬を仕立て上げるだけの下請けに過ぎない実態であることも往々に見られる。
対して、香港・マカオ・シンガポールなど、1980年代以降に競馬の近代化・国際化が進められた地域では、騎手は第一義的には現地の競馬統括団体に所属する形を取り、その枠の中で調教師と騎手が所属や騎乗にまつわる契約を結ぶという、日本に近い形態が現在でも多く見られる。
その中には、自前の騎手や競馬関係者の養成所を持ってはいるものの、実際には他の地域からの移籍者や限定的なライセンスを得て活動する他地域所属の騎手に少なからず依存している競馬場も珍しくない。
海外の騎手
8月 9th, 2011
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